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空色遊星観測
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自分の書いた記事(下記事の「生存報告」)がどうにも生々し過ぎるように思えたので、ちゃんとした状況をお伝えしようと一念発起。
こうしてパソコンが使えること自体、比較的切迫した状況ではないことが解ると思いますが、一応[続き]に置いておくことにします。

随分と大層なタイトルをつけてしまったが、ある意味日テレの朝の新番組「ZIP!」のテーマソング「My Morning Prayer/山下達郎」のパクリ(?)であることは否めない。
あれは本当にいい曲だよ…本当に。

/ 16:49 /

私の住んでいる実家は、電気もガスも水道も通った、幸い過ぎるほどに恵まれた環境です。
しいて言えば下水を管理する場所が壊れたために、トイレットペーパーを流せないことくらい。
流通も少しずつですが回復しつつあり、近くのガソリンスタンドも営業を再開した様子です。
本当に「被災地」と呼ばれることが申し訳ないくらいの現状ですが、それはほんの少し陸に近かっただけのこと。
東に横断歩道をいくつか越えれば、そこら中に津波の残滓が見て取れます。
歩道には(大部分剥がされていましたが)乾いてひび割れた土が広がり、どこからか流れてきたのであろう簡易倉庫は扉が壊れて空っぽでした。
松の木の下には斜めに傾いた車が鎮座し、見えなかったはずの場所から見えなかった筈の建物が見えました。
同じ市でも、海沿いの町に住んでいた母の友人は家を失くしました。
家からほんの少し南東にあった母の実家は、流れてきた大量の藁で庭を覆われ、つい最近まで藁とゴミの撤去に日々を費やしていました。

ほんの少し、ほんの少し違っていただけの幸運にこれほど安堵を覚えたことはありません。
ですがほんの少し先には、とてつもない被害を受けた人がたくさんいるのです。それこそ数え切れないほどに。
置かれた現状は違えど「被災地」と呼ばれる場所で、耳に届く多くの声に、目に映る多くの荒廃に、どう向き合えばいいのか未だに考えあぐねています。
生きているだけで「運が良かった」と、ただそれだけで済ませるには余りにもひどい。

少しずつでいい、ほんの少しずつで構わないから、どうか甦る日が来るように。
ふるさとの復興。元通りとまではいかなくとも、いつか甦る日が来るように。
CMでトータス松本さんが口にしている通り、「長い道のりになるかもしれない」けれど。
文字通り祈るように、願いたいと思っています。
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