手を繋いで、離さぬよう

率先して読みたいと思うような話でもないのですが。
あくまでも日記です。
書いておかないと、いつかきっと後悔するような気がするので。
いつでも自分が読めるように。ここに、置いておきます。

/ 14:30 /

思い出せなくなったら、たぶん本当にそこで終わる。

泣かないのか泣けないのかは分からないけれど、たぶん前者の方が強いのだと思う。
いつでも会えるところじゃなかったから。きっと、それは言い訳でしかなくて。
ベッドに物言わず寝ている姿に、呼んでも返らない聴こえない声に、きっと、もう覚悟はできていて。
―――覚悟というのはある種の諦めに似ている、と思う。私に限って、のことかもしれない。

憶えていよう。
忘れないでいよう。
床屋のお母さんや、科長先生。
手の届かない場所でいなくなってしまった人たちの顔を、まだ忘れないでいられている。




昨日の夜、山形のお爺ちゃんが亡くなりました。